18 2月

「“失敗バンザイ”がチャレンジの扉をひらく」

私の知り合いに早朝に海に行く人がいる。その人は居酒屋のオーナーである。お店が休みの日に海に行くと私は思い込んでいた。そうではなかった。
日々、海に行きサーフィンを楽しんで帰り、それから居酒屋を開店させる。
私は、軽い気持ちで尋ねてみた。「そんな生活していたら、店も遅くまで開店してるし、疲れるし、健康にもよくないのじゃないの…。」
彼の返事は次のような内容であった。
「まったく逆ですよ。健康的になったし、余分なことをこちょこちょ、ちまちま考えることが少なくなったよ。」
ちょうど、私には、ちょっと案ずることがあったが、マスターは私の心を察するがごとく、ニッコリと微笑んで調理に励んでいた。
私は、あらためて自分の「生き方」を信じる一時となる。
そして、ある諺を思い出し帰路つく。「案ずるより産むが易し」(=物事を前もってあれこれと心配するよりも、実際にやってみると案外にたやすいものだ)
私自身はどちらかというと考えて実践するというよりは実践して考えるタイプである。あなたは前者のタイプかな。後者のタイプかな。
どちらでもかまわないが、もう一度おもいだそう。
“失敗バンザイ!”この一言が、我々の世界では、我々の取り組みには、とても大切で“生きる”に重要な逆説的意味をもつ。
逆に勇気をいただきチャレンジの扉をひらく“失敗バンザイ!”となる。